※プレイ前に覚悟が必要です
乙女ゲームは癒し。
そう思っていた時期が、確かにあった。
でも実際には、
「心がえぐられる」
「感情が追いつかない」
「終わったあと、しばらく引きずる」
そんな作品も確実に存在する。
今回は、正直、情緒が持たないと感じた乙女ゲームタイトルを紹介する。
どれも名作。
ただし、軽い気持ちで触ると危険。
Collar×Malice(カラー×マリス)
まず名前が挙がるのがこの作品。
現代日本×連続凶悪事件×恋愛という重たい題材を扱いながら、
恋愛と社会問題が切り離せない構造になっている。
情緒が持たない理由は、
「誰かを好きになること」が
そのまま「誰かを疑うこと」と地続きだから。
キャラクターの言葉ひとつひとつに
信頼と不安が同時に乗ってくる。
恋愛をしているはずなのに、
常に心のどこかが張り詰めている感覚。
プレイ後、しばらく気持ちが現実に戻らない人が多いのも納得の一本。
ピオフィオーレの晩鐘
“マフィア×恋愛”という時点で察する人も多いと思うが、
この作品は想像以上に容赦がない。
甘さも確かにある。
だが同時に、
暴力・選択の重さ・生き方の歪みが常につきまとう。
情緒が削られるポイントは、
「愛される=安全」ではないところ。
誰かに強く想われるほど、
主人公の立場が危うくなっていくルートもあり、
恋愛の幸福感と恐怖が同時進行で進む。
刺さる人には深く刺さるが、
メンタルが弱っている時は正直おすすめしづらい。
オランピアソワレ
和風ファンタジーでありながら、
テーマはかなり重い。
血筋、役割、逃れられない運命。
美しい世界観とは裏腹に、
「個人の幸せ」がどれだけ制限されているかを突きつけられる。
情緒が持たない理由は、
恋愛が“救い”であると同時に
“抗い”でもある点。
好きになること自体が、
世界の在り方への反抗になるため、
感情の負荷がかなり大きい。
余韻が長く残るタイプのしんどさ。
百花百狼 ~戦国忍法帖~
一見するとスタイリッシュな忍者もの。
だが中身は、覚悟してプレイすべき作品。
戦国という時代背景もあり、
「生きる」「死ぬ」「守る」「失う」が常に隣り合わせ。
恋愛を選ぶ=何かを捨てる、という構造がはっきりしていて、
ハッピーエンドでも手放しでは喜べない。
情緒的にきついのは、
誰もが最善を尽くしているのに、
全員が救われるわけではないところ。
まとめ:情緒が持たない=悪い、ではない
ここまで挙げた作品は、
どれも「軽く遊べる乙女ゲーム」ではない。
でも、
感情が大きく揺さぶられるからこそ、
長く記憶に残り、
何年経っても語られ続けている。
正直しんどい。
でも、それでもプレイしてよかったと思える。
そんな乙女ゲームに出会いたい人には、
ぜひ一度触れてみてほしい。





